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2007.06.09

紙copi Liteを複数のPC間で共有する

多機能メモツールの代表格である紙copi Lite(無償)は、とても便利っぽいのだけれどPC間でのデータ共有はサポートしていない。ぼくの場合、自宅と研究室のPC間でメモの共有ができれば便利だなーと考えた。試行錯誤の結果、要求を満たす方法を見つけた。
(有償版の紙copiでは、Gmailアカウントを利用しての共有が可能です)

まず紙copiのデータを、フォルダごと同期してやる。ぼくの場合はFolderShareを使った。
メモのデータが保存されているのは、デフォルトでは[マイドキュメント\Kami Data\]なので、このフォルダごと同期させる。保存先はソフト側から変更可能。

この時点でソフトに記録したデータそのものは同期できているが、紙copi内での「箱」の情報が同期されないために、データをソフト側から閲覧できない。どうやら箱の情報はレジストリあたりに記録されてるっぽい。

同期できないじゃん!\(^o^)/オワタ!

でも紙データは同期できてるわけだから、手動で同じ箱を作ってやればいい。
PC(A)に「メモ」「研究」「ブログ」という箱を作っているのなら、
PC(B)の紙copiでも同じように「メモ」「研究」「ブログ」という箱を新規作成する。
ここで、何らかの方法で紙データの同期がとれていれば
「指定された箱は、以前に一度作られていますので、それを利用します。」
というメッセージが出て、PC(A)で保存した紙データの内容がPC(B)側からも閲覧/変更できるようになる。
箱を大量に作るような使い方でなければ、この方法で事足りるはず。

公式の使い方ではないので、不具合等は関知いたしません。
繰り返しますが、有償版の紙copiではGmailアカウントを利用してのデータ共有が可能となっています。

紙copi共有/頭の回転数/思考の飛躍/成り得たが成らなかった者

Webを利用してのサーベイに関して、スクラップブック的な扱いができるツールを探している。
今のところ、Google notebookが使いにくかったので、紙copi Liteを導入した。オフラインならではのサクサク感はさすが。気持ちいい。

自室と研究室でデータの共有を行いたかったが、紙copiはデータの同期機能がない(有料版はGmail経由での同期が可能)。
そこでFolder Shareを利用し、紙copiの保存フォルダを同期させることでの解決を試みた。
うまくいったらまとめる。
紙copi様の利益を妨害するつもりは全くないのだけれど、諦められたニッチな需要を僅かなハックで解決しようとする試みが世の中を発展させるひとつの切欠になることもあるわけで、ここはひとつご容赦いただきたい。


情報の可視化にも興味がある。「見える化」と「情報可視化」は違うんだろうか?


Ghost in the Shellやイノセンスでは、登場人物がさまざまな偉人などの語録を引用しながら会話する姿が描かれている。
かっこいい、と思うけれど、あれは要するに会話しながらバックグラウンドでデータベースに検索かけまくってるんだろうな。
ああいう世界において、「頭の回転が速い」っていうのはどういう状態を指すのかを考えてみると面白い。
記憶力なら、外部記憶で補える。
計算力は、CPUに任せればいい。
「研ぎ澄まされた思考だけが残る」と、森博嗣氏はキャラクタに語らせた。「思考の飛躍は人間の価値だ」

マサルさんの思考は飛躍しているだろうか。
ぼくらはそれを笑う。
コンピュータはマサルさんのような「不条理系」のギャグを、理詰めで生み出すことが可能だろうか。

だれだったか、「笑い」を「工学」している人がいる。
「笑いは健康をもたらす」と、ひたすら大笑いするだけのヨガがある。


「生まれ変わったら何になりたいですか?」との問いに
「また自分として生まれ、自分が成り得たが成らなかった者になりたい」と答えたのは誰だったか。
なることができたが、選択の結果ならなかった自分は、何人いるのか。
多ければいいなと思う。
彼らが幸せなら、いいなと思う。

ベルカ、吠えないのか?(古川日出男)を読了


ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

著者:古川 日出男
出版社:文藝春秋
出版日:2005-04-25
価格:¥ 1,800
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1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて-。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった! (Amazon紹介文)

その瞬間に、老人の双眸から涙があふれる。拳銃を握っている右腕が、震える。
おれは、と言う。おれは、おれはおれは。
老人は、うぉん、と声を出す。

「おれはこれから狂う」とベルカに言う。「そして、お前は生きろ」

ベルカは犬の名前。
中だるみしながらも、独特のドライブ感。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のように交互に進む二つの物語が、最後にはわかりやすい形で繋がる。
20世紀の戦争をメインの舞台にしており、歴史色がかなり強かった。犬が百匹近く出てくる。そのうち三十匹ほどには、名前があり、キャラクタを持っている。すぐ死んだりするけど。犬的カオス。

同筆者による著作、LOVEは、この物語に対する猫的アンサーだと筆者が語っている。言葉にはならないけれど、納得できる気がする。
LOVEは先週読んだけど、今になってじわじわときてる。これが古川節かー。