フラッタ・リンツ・ライフ(森博嗣)を読了
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クサナギの部隊に配属された、クリタジンロウを一人称としたストーリィ。
前作に続いて恋愛色が前面に出ている。
クサナギ・フーコ・サガラという三人の女性(というか母性)。
トキノ登場。クリタと組んで飛ぶ。
前作が「ティーチャとの戦闘」というしっかりという軸があったことと対比して、
近作は非常にラインの多いストーリィだったと感じる。
キルドレ・人間・想い。
病院・部隊・風俗。
飛行機・飛行機・飛行機。
タッチはもはや、詩の領域に在る。
それを良いことと取るか、悪いことと取るかは人それぞれ。
以下はネタバレを含むメモ。
クリタの感じている「愛」は、キルドレとも関連して明らかに「母性」に近い。
ティーチャに対するクサナギの感情にも、おそらく「父親」が強く含まれていたものと連想するのは容易。
サガラはキルドレから人間に戻る方法を発見し、そのために巨大な機関(政府関連)に追われる。
その方法とは「人間の子を妊娠すること」であり、クサナギはティーチャの子を産んだために人間に戻りつつあるという。
この発見は非常に大きな混乱に繋がるため、サガラはクサナギを消そうとする。
クリタがそれをかばって撃たれ、また「知りすぎた」ことから飛行機から遠ざけられる。
しばらく後、大規模な作戦によるパイロット不足のため、クリタが再び飛行機に乗ることになる。
最後まで生き残るも、撃墜されてしまい、雪の上に軟着陸する。
この戦闘でクリタは寝たきりとなってしまう。
(Zガンダム最終話のカミーユを連想させるような)後味の悪いクリタの心理描写のまま、物語は終わる。




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