数年前から大学で、ある素晴らしい動きが見られる。それはセックスとテクノロジーを革新的な方法で融合し、健康的で幸せな生活を実現しようという取り組みだ。
テクノロジーとセックスの融合に興味を持ち、性的な体験の発展に技術を役立てるのは当然と考える学生たちは、インタラクティブな通信、人とコンピューターの相互作用、感情計算といった分野に自然に引かれる。(中略)研究の中心はあくまでセックスで、テクノロジーはその手段にすぎない。
心理学などからのアプローチに対する手段としてのテクノロジー、という点がポイント。
ニューヨーク大学の修士課程の修論発表で、Jennifer Chowdhuryさんがデモを公開したインタラクティブなゲーム『Intimate Controllers』。
下着に組み込まれたセンサーでビデオゲームを操作できる。プレイヤーは互いの下着を触って操作を行なう。
こんなものが実用化されたって使わないよ!という意見が多いと思うけれど、注目すべきはそこではなく、このようなアプローチが研究され始め、それで修士を取ることができ、それなりに注目を浴びているというところ。
つまり「取り組まれ始めた」という事実が、ものすごく大きい。
先行研究があり、それが注目を浴びたという事実があれば、追って研究を始める人も出てくる。
テーマがテーマなだけに、提案の幅はすごく広い。
上のシステムだって、オンライン機能と力覚提示デバイスを付けたらすごいことになる。
一方で、既に商品化されているものもある。
Talk2Meはニューヨーク大学の卒業生二人が研究室で開発したものを製品化したもの。簡単に言うと、音に反応するバイブレーター。低音と高音で、振動する突起が変わる。
すごく良くデザインされていると思う。
アメリカは自由でいいなあっていう向きもあるけれど、この研究は結構叩かれたりもしてたみたい。
プレゼンで下着姿のムービー流したりするし、受け付けない人にとっては悪でしかないのかもしれない。
「こんなものは不謹慎だ!」と否定する人を、「考えが古い」と切り捨ててしまうことには反対なんだけど。
なんとかうまいことやってほしいけれど、考え方を変えるのにはすごく時間がかかる。
たとえば未踏ソフトにこういうテーマが選ばれるようになってきたら、すごく嬉しい。
工学側から歩み寄るのはなかなか厳しい道よねー。
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