2007.07.23
なぜぼくが草薙剣に関するエントリを書くことになったか
今日は草薙剣/天叢雲剣というエントリーで草薙剣の由来や伝承についてまとめたのですが、なぜこのような投稿をするに至ったのかをフォローする記述がなければ、ぼくはたぶんみんなから日本神話オタクのレッテルを貼られて、飲み会の度に「卑弥呼萌え? きみは卑弥呼萌え?」なんて耳元で呟かれた挙句、だんだん本当に自分が卑弥呼萌えだと思い込むようになってしまい、歴史学専攻に再入学してそのまま学問に身を投じてしまうなんてことになりかねないので、ここで少し言い訳をしておこうと思ったのです。
人生に対するぼくのモチベーションっていうものは
19歳の半ばくらいまではかなりの低空飛行だったんです。ハードディスクの読み取りヘッダくらい低空飛行だったんですね。これらが過去形で語られるということはつまり、現在のモチベーションは天を貫くほどの第三宇宙速度かと思えばそういうわけでもなく、でもまあ平均的な21歳くらいにはなっていると思われるのです。
この変化に際していったいどのような事象がぼくの外面なり内面に起こったのかを説明するには、いささか時間も酔いも足りないのでそれは後の機会に回します。とにかく紆余曲折の後に人並みのモチベーションを得たぼくは、なんとかもうちょっといい感じにならんものかと考えたわけです。この上なく抽象的ですが、世の中のほとんどの(プラスの意味での)動機は『なんとかもうちょっといい感じにならんもんかいや』というような考えに向かうものだとぼくは思っていますし、たぶんそうでしょう。
そしてぼくは『全体的にもうちょっといい感じにするにはどうしたらいいか』を
考えました。その延長線上にはライフハックがあります。偉い感じの人たちは「生産性」とか「効率」とか言いたがりますけれど、抽象度を上げれば要するに『全体的にいい感じ』ということです。たぶん。
『弘法は筆を選ばずというが、ぼくは弘法じゃないので筆くらい選ばせてくださいお願いします』を座右の銘にかかげているぼくとしては、やはり形から入りたいものです。そこで当時流行っていたGTDやマインドマップに手を出してみました。もちろん失敗しました。失敗というか、そもそもぼくは学生で、ぼくのような中途半端に研究をしては新世界で意識を失うような学生にはGTDが適用できるほどのタスクはなく、マインドマップを使うほどの考え事もなかったわけです。これがちょうど一年前あたり(二十歳と半年)です。
まあこれらの経験が完全に無駄だったかと言えばそういうわけでもなく、物事の考え方という面で水面下で活躍していると信じています。よくわからないけど。
さてこうした経験から
どうやらぼくにはそんな大掛かりなシステムは必要なく、むしろ良い方向に作用しにくいということがわかりました。そして『まあできるところからだらだらとやっていこう』という、なんだか今までとあまり変化のない、しかし多少はポジティブな考えに至りました。ライフハックには興味があったのですが、関連したブログやはてなホットエントリを読んでいくうちに、どうやら内容は自己啓発みたいな方向に行っていたらしいと振り返ります。
今もそうですが、当時から「○○に関する10の方法」みたいなライフハック系のエントリーは非常に多くあったので、とりあえずいくつか意識してやってみようと思いました。10個あると8つはうまくいかないんですが、2つくらいはマッチしました。「インプットよりアウトプットを多く」「アンテナを高く、広く、感度良く」「成りたい者のように振舞う」といったものがそうです。その中に「知らない/分からないことはその場ですぐ調べる」というものもあり、今もできるだけ実践するようにしています。
ようやく草薙剣
たしかいつものように『怪しい伝説』の過去分を見ていたときのこと、「海賊船の帆をナイフで切り裂きながら降りることは可能か?」という検証で、グルカナイフという単語が出てきたので、ぼくはすぐさま検索して、『ククリ - Wikipedia』の項を得ました。「何かを調べたときは、その周辺もチラ見してみる」の心得に従って刀剣について調べているうちに、天叢雲剣に関する記述にたどり着きました。
以前、どういう経緯かは忘れましたが、日本神話と皇室の関わり等について調べていたことがあったので、天叢雲剣近辺に感じるものがあり、調べていった結果ヤマタノオロチに関するなかなか興味深い記述もありました。それで納得して終わるのもいいですが、たぶんぼくは一年もすればそんなこと忘れますし、草薙剣=天叢雲剣というのも知らなかったので、まとめてみることにしました。まあ一番の動機は「昼過ぎで暇だったから」なんですが。
と、このように、たまに長文エントリを書いてみるのはなかなか面白い経験だなというお話。
結構いいリハビリになりますし、歴史学専攻への入学も防げます。


