つまるところサド・マゾへの分類は、性格としてのSM属性と、性的なSM属性という二つのパラメータを持っているものと考えられる。それぞれを「キャラクタ」「セクシャル」と言い換えるといくらかイメージしやすい。
キャラクタとしてのSM属性は、自覚が容易である。『自分の胸に聞けばよい』
セクシャルなSM属性は、これが曲者なのだ。『ベッドの上でしか出てこない』
そもそもこれは性癖性的嗜好の話である。両者が逆の属性を持つことは、至極合理的なことのように思われる。
☆
ダーツの矢を握っている。2メートル先に、友人がこちらを背に立っている。
ぼくは彼/彼女の背に向かってダーツの矢を投げるだろう。
笑いながら。
さてぼくは、ベッドの上でもそれをするだろうか?
もちろん、上の比喩は間違っている。どこにもたどり着かない。
しかしこの言葉をたびたび自問していくことは、我々に新たな視点と認識を与えてくれよう。
「さてぼくは、ベッドの上でもそれをするだろうか?」
- トリスダータ・ヒューゴ/百の赤に向かって
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