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12月 08

芸人が芸人をあきらめるきっかけを作りたかった。

タイトルは、M-1グランプリ開催にあたっての、島田紳介氏のコメント。
以下はWapedia – Wiki: M-1グランプリより。

(M-1を始めた理由について)「本当の理由は、2つある。1個は、僕、昔漫才してたでしょう。でも、8年間しかしてないんです、僕。漫才というもんを勉強させてもろうてそっから出て今の自分があるのになんか漫才を踏み台にしたような感じを自分の中で申し訳ないところがあるんですよ。だからいつかどっかで漫才というものに対して恩返しをしないとアカンと。
ただあと一個はですね、「辞めさせなアカン」なと思ってね、沢山。準決勝に行かん奴は辞めなさいと。漫才師になる人間には、3つの人間がいるんですよ。1つ目は、才能のある人間。この人、幸せになれます。次が才能のないのに気づいて辞めていく人間。この人も次の人生で幸せです。一番不幸なのが才能のない事に気づかずいつまでもやってる奴。結構、多いんです。こいつらを何とかか辞めさせてやらんと次の人生不幸になると。だからね、10年と決めてるのもそうなんですよ。10年やって準決勝残らなかったら辞めなさいよというのが僕の本当の意味のメッセージなんです

とても島田紳介氏らしい言葉で、この言葉に立腹する人も多いんだろうけれど、ぼくはポジティブに受け止めている。今のM-1にこのような意味(機能)がどれだけ残っているのかは、わからないけれども(見ていないので)

島田紳介と言えば、松本人志氏との共著である「哲学」がとても面白かったように記憶している。8割は彼らの苦労話なのだけれども、さすがの松紳でその苦労話も起伏に富んでいて心地よい。ある意味では成功本とも読める。
二名とも「すごく言葉を選んでいるな」という印象を持った。悪い意味ではなく。その場で最も適切な(効果的な|期待を満足する最大公約数としての)言葉を選ぶという技術は普遍的なテクニックであるし、なにかメッセージを出すことを喜び(あるいは仕事)とする人間には意識して取り組むに値するトピックであるように感じている。お笑いというのは、センスや技法や才能ももちろんなんだけれどこの「適切な言葉を選べるか」というのが最も必要とされる分野の1つかもしれない。

哲学 (幻冬舎文庫)
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  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2003/03
posted on 2008-12-23 (火) 14:25 | Tags: ,