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ヒゲの駄目人間は沖縄で雪見をするか

剃るタイミングを失ったまま、顎のヒゲが生えている。
もう一ヶ月ほどになる。
ヒゲを生やそう、というのは、どういう心境だろうか。
そもそも自分はヒゲを生やそうなどと思っただろうか。
生えてくるのだ。
しょうこりもなく、しょうもないのだ。

 

今、ベッドの下からウサギが雪見大福の空容器をくわえて出てきた。
ゴミ箱から自分で取り出して、すぐどこかへ持っていってしまうのだ。
雪見大福の容器をくわえて跳ねるウサギは、とてもかわいい。

 

穂村弘の、駄目な大人っぷりがとても好きだ。
おやすみプンプン、古谷実、村上春樹。
この部屋にある、ぼくが好きな作品には、駄目な人間がよくでてくる。
とても好きだ。
自分はまだ駄目じゃない、と思いたいのだろうか。
駄目な側の世界に属する自分でも、まあなんとかやってけると思いたい。

あなたは駄目ではない、むしろ反対だ、そのようなことを言われるたびに
中東の廃墟にひとりぼっちで残されたような気分になる。

 

沖縄居酒屋では、ブルーハーツが中期に発表したアルバムが流れている。
「俺は俺の死を死にたい」という、真島昌利ボーカルの曲が流れている。
世界の首根っこ押さえ/ギターでぶん殴ってやる/俺は俺の死を死にたい
厭世家は楽観的で、楽天家は悲観的だ。
沖縄に行こう。

沖縄には行かないだろう。
また雪見大福が移動している。
タバコを買いにコンビニへ。

posted on 2010-11-02 15:37 | Tags :