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四月の食卓と鳩戦争
- 2008-07-10 (木)

男前豆腐まじうめえ
何もかけずに食べるのが一番旨い気がする

スパゲティのラタトゥイユ乗せ。
こういう、名前を自分で決められるような料理ばかり作っている。

京都の、六角寺とかなんとかそんな感じの名前の寺。マンガミュージアムの駅の。
ここの鳩は人に乗ってくるぐらいアグレッシブで笑える。
シキサイのブラインドTシャツがセクシー
- 2008-07-08 (火)
- Tags: design
キュートなレジの女の子に関する物語と暑い部屋の日曜日

起きたら部屋が暑かったので一時ごろから難波に行った。ハンジローと無印に寄った。難波パークスに行くつもりだったけれど、来週末に攻殻の映画を見に行くことを考えて避けた。あとはそのへんをぷらぷらした。帰りにまたグルメシティというスーパーに寄った。ピールとジンジャエールを買った。ぼくは実はシャンディーガフ(ビールとジンジャエールのカクテル)が大好きなのだけれど、恥ずかしくてあまり人には言えない。それを人に伝える理由も、まあ思いつかない。
シャンディーガフの魅力は四点ある。ひとつめは、ビールに何かを混ぜるというちょっとした背徳感。ふたつめは、背徳感の向こう側にある見た目の美しさ。みっつめは、麦芽とショウガという微妙に異なる二種類の苦みがギリギリの節度を保ちながら混ざり合い、しかしジンジャエールの僅かな甘さのために決して混ざり合いすぎるということがなく、それぞれの存在をスパイラル的に強調し合うという奇跡をやってのけるという点。さいごの一点は、安上がりということだ。ジンジャエールはウィルキンソンのやつがほしかったのだけれど、コカコーラの500ミリペットしかなかった。
部屋に戻ると七時前だった。やっぱり部屋は暑かった。

そう、そのときのスーパーのレジの女の子がすごくかわいかった。目から耳へのラインがキュートで、肌が杏仁豆腐みたいだった。女の子を目にしたとき、その子にまつわる物語が浮かぶ子と、そうでない子がいる。前者の女の子は大抵、魅力的だ。それは前者と後者でどちらが上か下かというわけではなくて、たとえば広末涼子なんてのは、自分から不幸に向かって行くようなオーラがある。しかし彼女は魅力的だ。そしてレジの女の子はやはり魅力的だった。
「……はいかだいたしますか?」
彼女が何か言ったがぼくには聞き取れない。
「え?」
「ドライアイスはいかがいたしますか?」
彼女の手にはトップバリューの安物アイス198円が握られている。ぼくは素早い笑顔で「結構です」と答えた。「結構です」という定型語が素早く口に出せるようになったのは、いつからだろう? ぼくは初め、意識してその言葉を使い始めたんだ。そういう言い回しがなんだかとてもスマートであるかのように思えたから。もうぼくの一部になっている。そういう言葉が、たくさんある。歳を取ったのだと思う。キュートな女の子に笑いかけることができるのなら、そういうのも悪くないなと思う。
帰ってきて、野菜炒めを暖めて白米と一緒に食べた。どうしてか、買ってきたばかりのビールは飲む気にならなかったので昨日の蕎麦焼酎を飲んだ。一番切羽詰まっているタスクであるところの、脚本書きを進めた。ぼくはどうやら最期の仕事で、監督兼役者というややこしい道を選んだらしかった。調子が乗らなかったので、二枚目のディスプレイでうる星やつらビューティフルドリーマを見ながら作業をした。ものすごく面白かった。シャワーを浴びた。香を焚いた。豚しゃぶとキャベツのサラダを食べた。ビューティフルドリーマーと関連するが、何度でも連続していいと思える日曜日だった。犠牲にしているものはきっとたくさんあるのだけれど、結局のところぼくらには明日や明後日や来週や来月がどうしようもなくやってくるので、それらはゆっくりと取り返していくしかないように思える。とりあえず手始めとして、明日の朝はコーヒーを挽くのがいいと思う。
「おやすみ。」とジェイが言った。「ねえ、誰かが言ったよ。ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲めってね。」
鼠はジェイに向かって微笑み、ドアを開け、階段を上る。街灯が人影のない通りを明るく照らし出している。鼠はガードレールに腰を下ろし、空を見上げる。そして、いったいどれだけの水を飲めば足りるのか、と思う。— 『1973年のピンボール』 村上春樹
エアコンと本屋と枝豆の土曜日
ゴミ収集車の音で目が覚めた。十時頃だ。ベッドに入ったのは四時頃だった。二度寝したら十二時前だった。ヨドバシコムでエアコンの設置費用100円キャンペーンがやっていたので、一番安いやつを買った。四万九千円だった。洗い物をした。冷蔵庫に、寒天状に固まった骨付き鶏のスープがあったので、レンジにかけて食べた。食べにくかった。

研究室へ行こうと思ったが、人と顔を合わせる気分じゃなかったのでMacBookを持って図書館へ行った。OpenCVでキャプチャした画像をOpenGLのテクスチャとして表示する課題を進めた。斜め前では南アジア系の女の人が本を読んでいた。ヨドバシから電話がかかってきた。エアコンの設置工事の日時を決めるためだろう。ぼくの携帯はまた受話音量がゼロになるという呪われたモードになっていたので、なにも聞こえなかった。呪いの設定を解除して着信番号にかけなおすと、録音オペレータが番号案内をしていたので、電話を切った。図書館をでた。四時になっていた。
男前豆腐はいつも半分ほど余る。それをレンジでチンして水切りをした。フライパンにごま油を敷いて焼いた。ステーキにするつもりだったが崩れ始めたので、そのままスクランブルエッグ状にした。豆腐を崩しているうちに、これをオムレツにしようと思いついた。炒めた豆腐を容器に移して、フライパンに卵を2つ落としてかき混ぜた。少し固まったあたりで豆腐を入れて更に混ぜた。オムレツっぽくまとめようとしたけれど、油を敷きなおすのを忘れたせいで、卵がうまくまとまらなかった。とりあえずオムレツ風のかたまりにして皿に移し、ケチャップをかけて食べた。付け合わせに以前作った角煮をチンした。ふわふわでうまかった。でもケチャップはオムレツにしか使わないな、と思った。
一駅先のデパートまで自転車で行った。イヤホンが断線気味なのでヘッドホンをして行った。最近はヘッドホンをしながら自転車に乗っていると逮捕されると彼女に聞いたことを思い出した。ヘッドホンから流れるのは電脳空間カウボーイズで、プラダフォンは海外版はよく精錬されていたのにドコモがソフト側のユーザインタフェースを改悪してえらいことになっているとわめいていた。本屋とビレッジバンガードで一時間ほど潰した。

Y竹は同じ研究室の友人だ。帰り道で、偶然ぼくを見つけたY竹が車からぼくを「こば!」と呼んだ。Y竹の車の助手席には女の人が乗っていたので、ぼくはああ彼女がY竹のハニーなんだねと思った。「乗せてってよ!」と言ったら「やだ!」と言われた。次にあのカップルに出くわしたとき彼にかける言葉を考えながら帰った。

ついでにグルメシティというスーパーに寄った。ポン酢や塩や冷凍うどんを買った。あとそば焼酎を一リットルとフランジアの赤ワインを三リットル買った。自転車の前輪をふらふらさせながら帰った。日は半分暮れていた。帰ると八時頃だった。早速晩酌に入った。買ってきたばかりのうどんを、釜玉にして食べた。これはいまいちだった。うどんをだし無しでシンプルに食べるなら生麺を買ってこなくちゃいけないみたいだ。湯船にお湯を張って、本を読みながら一時間くらい浸かった。冷凍枝豆をチンして食べた。ビールが呑みたかったが、ビールも発泡酒も高いし、太りそうなので我慢した。そもそもビールは冷蔵庫にない。水曜どうでしょうを見ながら、夜の時間を過ごした。休日らしい休日だ。ぼくの大好きな休日だ。ちょっと文字に落とし込んでみようかな、と思った。
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