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どうしようもないわたしが歩いてゐる

どうしようもないわたしが歩いてゐる

すべつてころんで山がひつそり

うつむいて石ころばかり

曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ

ころり寝ころべば青空

ひとりの火をつくる

ついてくる犬よおまへも宿なしか

まっすぐな道でさみしい

– – –

上記は種田山頭火の残した自由律俳句である。
猛烈に、鳥肌が立つほど感動するのだけれど、この感情が言語化できなくて
もどかしい。

人間の思考の価値は飛躍にある、という持論を持っている。
そのジャンプの距離に価値がある。
遠くまで飛べる人の思考の断片は、どうしてこうも感動を生むんだろう。

この感情を言語化できないものか、というのは僕のここ一年くらい前からのテーマで
しかしまったく答えが見えてこない。
そう、ぽんと出た一言なんだ。舌からこぼれ落ちるような…

ああ、きれいだな、と思う。

posted on 2010-04-12 22:14 | Tags :