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6月 09アフォーダンス=トゲゾー
元倉
デザイン的な視点でお話すると、
「機能的でなければならない」と、宮本さんから言われました。
デザイナーとしては、どうしてもキャラクターデザインから
入ってしまう傾向にあるんですが、
そうすると「機能が見えなくなってしまうよ」って。岩田
『マリオ』には、ひと目見ただけで
踏んだら痛そうなカメなんかが登場しますけど、
そういうことですね。元倉
だからトゲをつけるようにしたりとか、
そんなことをいつも考えながら、デザインを心がけていました。
いつもは踏んで倒すノコノコの背中に、トゲがついている。それで「ああ、こいつは踏んじゃいけないんだな」と。
これってアフォーダンスのすごく良い例だよなあ、と思った。

アフォーダンス(affordance)とは、環境がそこに生活する有機体に対して与える(afford)「意味」のことである。
1988年、D・A・ノーマンはデザインの認知心理学的研究の中で、モノに備わった、ヒトが知覚できる「行為の可能性」という意味でアフォーダンスを用いた。この文脈によるアフォーダンスという語義が、ユーザーインタフェースやデザインの領域において使われるようになった。
個人的な興味としてインダストリアルデザインの勉強をしていて、アフォーダンスという単語に出くわすことが度々あった。概念としてはすごく面白いし、おそらくデザインというものの根幹を説明するものだと思う。
けれど、他人にこの概念を説明するときに、なんというか、どうにも釈然としないという思いがあった(アフォーダンスの説明のためドアノブを例に出すテキストが多く、自分もそれをそのまま用いていた)。なんだか自分がものすごく胡散臭いことを言ってしまっているかのような感覚。
アフォーダンスっていうのは、踏んでは倒せないノコノコにトゲを付けるようなこと。
すごく良い解をもらった。
岩田
学生時代にインダストリアルデザインを学んだ
宮本さんならではの発想ですよね。
デザインは機能を表していなきゃいけないということなんですね。
デザインは機能を表していなきゃいけない。
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